さいごに、校長先生。

「Y-PUのあゆみと遺伝子」最後のインタビューは、
Life School Y-PUの校長、山本浩彰さん。
メンバーからは「山田くん」と呼ばれる彼が
2012年にY-PUを立ち上げたのをきっかけに、
このサービスサイトは生まれました。
どんな思いで生み、育て、見守ってきたのか。
そして、まだ出会っていない人たちに、
どんなふうに関わって欲しいのか。
これまでとこれからをつなぐ、最終回です。

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白川
なんだか、2人で話すのは久しぶりですね。
山田
そだね。
それぞれ仕事をしてたときは
会うたびに色んな話をしてたけど、
今はそんなに機会がないね。
白川
今日は取材も兼ねてますけど
久しぶりに、じっくり話せたらと思います。
聴きたいテーマは、Y-PUをどのように
産み、育て、見守ってきたか、ですね。
山田
親みたいやな、なんか。
白川
産みの親ですから。
産まれたきっかけはあるんですか?
山田
うーん。
僕たちの「やりたい!」と
誰かの「やってみたい!」が
共通するところがあるんだな。
そう気付いたのが、きっかけかも。
白川
というと?
山田
当時からずっと、
学校をモデルにした会社というか、
人が集まれるところを考えてたんだよね。
白川
はい。
山田
で、その「やりたい」「やってみたい」と
社会とが繋がる場所ってどこだろう?
って考えてたら、それが「課題」だったんです。
それを学校に落とし込むと、
「教材」という言葉に変換ができて。
白川
なるほど。
誰かの困っていることを、
教材にすることで、取り組む。
山田
そうすると、ただの募集じゃなくなる。
「力になりたい」「やってみたい!」
と思う人が集まってくる。
白川
少し前を向いた状態で、
応募をしてくれるわけですね。
山田
そう。
だから、困っていることや
やりたいことを「教材」に変換できる
そんな学校をつくりたいと思った。
白川
そうして産まれたんですね。
そこから、どんなふうに見守ってきたかも
気になります。
山田
このサービスサイトを立ち上げる準備をしてた頃、
Y-PUのテーマについて、烈と考えてたよね。
白川
ちょうど2ヶ月くらい前ですね。

山田
その頃、「答えってないよね」みたいな話をしてた。

 
 
白川
してました。
今は「楽しいはつくれる!」になってますけど、
当時考えていたコピーは「答えのない学校」だった。

山田
そうそう。そのときも話したけど、
僕は答えを聞かれるのが苦手。
答えは自分で出すものであって、
人に教えてもらうものじゃないと思ってて。
だから、聞かれても答えは教えないように、
そんな見守り方を意識してる。
白川
それは、山田くんを見ていて思いますよ。
学生をよくほったらかしにしてるなあって(笑)
山田
答えを教えないだけで、相談には乗るよ(笑)
白川
でも、分かります。
学校では、答えは「もらう」ものでしたけど、
社会では、答えは「出す」ものなんですよね。
そこからしか始めれないというか。
ぼくもまだ、全然できていませんけど。
山田
そう思うとね、Y-PUって使えるんだよ。
だって、同じ世代の人たちが集まるし、
7年間の歴史があるから卒業生もいて、
縦にも横にも色んな人がいるから相談しやすい。
白川
色んな角度からの打ち返しも期待できますしね。
山田
なのに、相談をせずに答えを聞いてしまったら、
それはもはや、Y-PUに使われてるじゃない。
白川
ああー、たしかに。
山田
でしょ?
じゃなくてY-PUを上手に使って欲しいんです。
白川
自分で言って気付いたんですけど、
「見守る」ってことは、もうすでに
ぼくらの手を離れていますよね。
山田
そうだね。
このサービスサイトをリリースした時点で、
手から離れて見守るものになった。
白川
完成されていないものを、
完成させた感じですね。
山田
いくら僕たちが教材を用意しても、
楽しんで授業を受けてくれる人たちが
居ないと成り立たない。
いくら授業を受けたくても、
教材がなかったらどうしようもない。
僕たちだけじゃできない、
そんなところまで、やっと来れたんだよ。
白川
だからこそ、どんな可能性を秘めているかは
ぼくら次第でもあるし、使う人次第でもある。
山田
どんなふうにも使えるんだから、
お得に使ったらいいじゃない。
利用してあげたらいいじゃない。
白川
一方的にサービスを提供しているんじゃなく、
二人三脚で進んでいこう、ですね。
ちょうど真ん中の繋がった足が、
このサービスサイトになる。
山田
そうだね。
使ってくれる人と一緒に、
歩んでいけたらいいと思う。

あとは、二人三脚の例えで言うと、
周りに応援してくれる人が増えてきた。
白川
ああ、「共感」がついてきたんですね。
山田
そう。
社会に共感されやすいものになってきた。
だから、応援されやすくなったんだろうね。
白川
なるほど。

では最後に、このサービスサイトは、
使ってくれる学生たちにとって
どんな場所に居たいと思ってますか?
山田
学生にとって、身近な場所にいたいね。
チャレンジする場所でありたいし、
社会でチャレンジするための
登竜門として使って欲しい。
白川
必ず、ここを通るみたいな。
山田
今までの人生で培ってきたものや
出会ってきた仲間と一緒に、
チャレンジしてくれたらおもしろいね。
白川
なんだか、RPGゲームみたいですね。
経験値を積んで、仲間を集めて。
山田
だって、人生だもん。
白川
名言風に〆ましたね。
最後になにか言い残したことはありますか?
山田
遺言みたいに〆るな(笑)

期限があって、つくりたいものがあって、
ガムシャラにそこに向かう。
それを、仲間や友人と一緒に。
Y-PUでそんな時間をもっとつくりたいし、
大切にしたいと思います。
白川
やっぱり2人で話すのは、おもしろいね。
また、話しましょう。

「Y-PUのあゆみと遺伝子」、
最終回は代表の山田くんでした。
ありがとうございました!

(おわります)