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第2回 和久義忠さん(株式会社グッドニュース)

 

「さいきん、どんなこと考えてる?」は、
言わずと知れた、ぼくの口癖です。
ぼくは考えることが好きなので、
人がどんなことを考えているのかに興味があって、
こんな時季だからこそ、頭の中身を覗いてみたいと思いました。
オンラインでのおしゃべりを、そのまま記事にしちゃいます。(白川)

 

初回は、株式会社グッドニュースの執行役員、また営業・採用担当の
責任者である和久義忠さん。あだ名は「わっくん」です。
会議や飲み会など、仕事からプライベートまでオンライン化した
この数か月の間に考えていたことを、話してくださいました。
会社ってなんだろう、会うことの良さってなんだろう、人生の目的ってなんだろう。
気付けば、たくさんの「なんだろう」が出てくる回に。
よかったらみなさんも一緒に、考えながら読み進めてみてください。
おもしろさの味が、グッと深まると思います。(担当 ひの)

 

*****************************

 

 

 

──
わっくん、本日はよろしくお願いします。
簡単に、自己紹介をいただいてもいいですか。

 

 

和久
どうも、お肉大好き和久です。
株式会社グッドニュースという、HRのベンチャー企業で採用と営業をしています!あと、op.C(オプシー)っていう企画チームの運営をしてますね。

 

──
それは、会社とは別の活動になるんですか?

 

和久
そうですね。
学校でも会社でもなく、なにかたのしいことが出来る場を作りたいなあと思って。キャンプイベントや音楽・お笑いイベントをしたり、キャリアスクールや、シェアハウスを運営したりだとか。現在は6チームに分かれてて、高校生から60代まで合計40人くらいのメンバーがいるんです。

──
想像よりも大きかった(笑)

 

和久
0から1を自由に作るみたいな、あの感覚がすごい好きで。
だから社会人になってから、op.Cを立ち上げました。

 

──
相変わらず、いろんなことやってるなあ、わっくん。
ぼくも、もうちょっとがんばらなきゃ(笑)

 

和久
ははは。

 

──
ぼくは人が何を考えているかに、すごく興味があるんです。僕自身考えるのがすごく好きだから。この間はピラフとチャーハンの違いについてずっと考えてたし。
自粛期間中って、ほとんどの人にそんな時間がたっぷり出来たと期間だと思うんです。仕事のことでも関係のないことでもいいんですが、さいきん何考えてました?

 

和久
うーん、目的意識についてよく考えた時間ではあった。

 

──
目的意識、ですか?

 

和久
僕はずっと出社してたんですけど、別に自宅で働くこともできるし、パソコンの前で飲み会もできちゃうし。オンラインで全部できちゃうって、どういう意味なん?会うこともしかして必要じゃなかった?って。そこから、じゃあ働くって何のために?そもそも生きるって何のために?みたいなことに発展して、延々と。

そうそう、僕この前29歳になったばっかりで。29歳ってめっちゃ大人じゃないですか。

 

──
脂が乗ってくる時期ですよね。

 

和久
25歳くらいでも、今言ったことについて考えたりしてたんでけど。でも29って…30って、めっちゃ大人やん。僕は結婚もしてるし。楽しいし充実もしてるけど、人生の目的ってなんだろうとか、このままどう死んでいくんやろうとか、最近はふとそういうことを考えたりしてましたね。

 

──
へえー。
でも、わっくんはそういう哲学的なことを、よく考えてそうなイメージがあります。偏見かもしれませんが。たぶん、1周目じゃなくて、何周目かですよね。

 

──
とても1周で考え切れるものじゃないもんねー。

 

──
そうですよね。

 

和久
今回の新型コロナウイルスでいつ死ぬか分からないんだってことを改めて思い直しました。
ちなみに、最初にそう思ったのは東日本大震災のときで。僕、勝手に80、90、100歳くらいまで生きるって思ってたんですよ。命っていつどうなるかなんて誰も予想できないものなんやなって。

 

──
なるほど。

 

和久
そうそう。その時に「人生は一回きりだからやりたいことを全部やってやろう」と思うようになって。ちょうど大学に入学した時だったんですが、好きなことは全部やるし、好きになった人全員に声かけるし。とにかく後悔しない選択をしたかったんです。エネルギーもマックスにあったし。
で、当時は29歳になっても変わらず、エネルギーがマックスにあると思ってました。でも実際は、あの頃のような活力はもうないのよ。それはなんでだろう?って。

 

──
ぼくも25歳ですけど、ものすごく分かります。
それを「若さ」っていう一言で片付けるのは簡単なんですけど、でもその一言で片付けたくはないし。

 

和久
うん。今の自分は否定したくないからね。
思い込んでるとかじゃなくて、今は本当にたのしいし幸せだなと思えるけど…でもなんだろう、みたいな。ぜんぜん形にならない言葉で申し訳ないですけど。

 

──
いえいえ。
加工したものでなく、素材を頂いた感じがします。

 

和久
いいね、それ。

あと会社でいうと、僕まだ新入社員の子たちとも全然会えてないんですよ。入社する前までは会ったりしていたけど、いざ入社してからは会えてなくって。

 

──
そうか、リモートワークが始まりましたもんね。

 

和久
そんなことを思っていたりすると、去年、一生懸命に採用担当として関わった人が会社に出社せずにコミュニケーションを取らない状態が続いていたので「会社って何のためにあるの?」とかも考えたり。ネガティブな意味じゃなくふと考えていましたね。

 

──
実際にそういう声があったりしたんですか?

 

和久
いえ、ただ僕が考えていただけで。
こんなに世界が変わってもみんな普通に生活してるし、それに適応してる自分もなんか変だなあと思って。

 

──
そこに「変」を覚えるんですね。

 

和久
人と会うのが好きだし、空間や場づくりも好きだから、
「なんでもかんでもオンライン」で片付けられるのがピンとこなくて。

 

──
分かります、それ。
「家賃が20万円のオフィスって、20万円の強制的なサブスクだよね」みたいな意見を聞いたりもして。まあ言いようによっちゃそうなんだけど、でもやっぱり「会うこと」って大切でしょう。効率とかそんなのじゃなく。

 

和久
ねー。そういう意見を聞くと、何とも言えない気持ちになっちゃって。
この時期はお金もあんまり使わないじゃないですか。お金の価値に対しても疑問がでてきたりとか。

 

──
4月に入社した人たちは、本来この時期は研修ですよね?

 

和久
うちは事前研修があったから。でもやっぱり、新しい人が入ってくるのって楽しみだし、オフィスに新しく一緒に仕事をするメンバーが増えるのはうれしいことじゃないですか。だから、4月からは新卒の子たちをご飯に連れて行って、会社がざわざわ盛り上がって、みたいなイメージを持ってたけど、実際は社内に3、4人しかいなくて(笑)

 

 

──
ぼくは、オンラインって風とか日当たりを感じない物件って感じがするんですよね。窓がない部屋でみんなが集まって会議をしてる感じ。もちろん、オンラインだからできることやメリットもたくさんあるんですけど。

やっぱり会社で集まって会議をすると、表情や空気感、雰囲気が共有できるし。
ぼくらの場合、社内にたまたま遊びに来てた学生の子が、会議に参加したりするんですけど、そういうときって。風が違う方向から吹いてきてる感じがする。

 

和久
するねー、その感じ。
あと、オンラインって雑談が減るのもそうだけど、1つのテーマしか扱えないよね。この前、同じ空間にいると同時に3つ4つの会話が行われてるってすごいよねって話を、後輩としてて。

 

──
わー、たしかに!

 

和久
こっちでは別の話してて、あっちでは雑談してて、向こうではご飯食べようとしててみたいな。オンラインじゃできないよね。

 

──
会うことの良さって何なんでしょうね。
会うことの良さをもうちょっと言語化したくって。

 

和久
とは言うものの、僕自身ステイホームに苦痛は感じていないんですよ。ただ、「会う」の価値は感じてます。会うことは、純粋に楽しい。

それって、場の空気や起きたことを全部共有出来るってことだからじゃないかな。最近、会社の人たちと何気ない会話するのも貴重な感じがしてます。こんな楽しいもんだっけって。この前、トイレに行ったら後輩がいて、「おつかれさん」って声をかけてからほんと軽い立ち話しただけなんだけど、会話のキャッチボールがいつもより楽しく感じて。

 

──
オフラインって、ある種の偶発性の楽しさもありますね。予定されたものでは味わえない。脳への刺激が違う気がします。

 

和久
うんうん。

 

──
わっくんは、僕のなかで場づくりをとても意識してやられる方っていう認識なんですけど、オフラインでの場づくりで気を付けてるとか、オフラインに比べてやりやすかった、やりにくかったとか、ありますか?

 

和久
それこそ、オンラインで話をするときは、意図的に雑談をするようにしてたかな。社内の会議では、意見を言うときに口頭では言いづらいけど、チャットなら言いやすいよね、とか、機能でカバーできる工夫はしてました。

 

──
いいですね、それ。知り合いの会社もバーチャル背景で、赤がイエス、青がノー、黄色がどっちつかず…みたいにやってました。

 

和久
あと、今はマスクしてるけど、表情はできるだけ見せるようにしたりとか。声のトーンも、オンラインだと普通のトーンでも怖く聞こえてしまったりするから、声の強弱とか、抑揚みたいなのはいつもより意識してやってます。

 

──
まさに、場をつくる人だなぁ。

 

和久
あと、「流れ」みたいなのは見てます。どう生み出すか、止まってるのか、それとも止めたいと思ってるのか。そこは注意して観察します。

 

──
すごく、すごくわかる気がします。

 

和久
わかってくれるだろうなって思ったから言いました。ははは(笑)

 

──
ぼくの中では、「流れを生み出す会話の図形の描き方」みたいなものが自分の中であるんです。対角線上に描いたり、円とか星を描くように話を振ってみたり。みんなの耳や目がどっちを向いているのか、意識的に五感の向く方角をつくったりは意識してやってますね。

 

和久
わかるわかる。とってもわかる。近いと思います。
何人いても、ふっと時計を見たり、帰りたそうにしてる人とかがいたら絶対に気付いてしまうでしょ?

 

──
気付いてしまいます(笑)

 

和久
飲み会とかだと、あの人のあの発言からちょっと流れ変わったなー、とか、家に帰ってシャワーを浴びてるときにめちゃくちゃ振り返ったりしてる。

だから、飲み会はある意味しんどいのよ(笑)

 

──
なんかもう、楽しんでる部分が人と違いますよね。

 

 

和久
やっぱり、楽しんでもらうことが好きだしね。
みんな楽しかったかなっていうのは常に思ってます。

 

──
悪い意味じゃないんですけど、ぼく、わっくんからその気持ちを受信するので、逆にどう思ってるんだろうっていつも思ってます(笑)

 

和久
あーそれはね、烈くんも一緒(笑)

 

──
ははは(笑)

今日は最近考えていることについて話して頂きましたが、いかがでしたか。

 

和久
こう、久々に人間として話した気がします。
大人になればなるほど、和久義忠としてしゃべる機会って少なくなるというか。

 

──
どうしても肩書が前に出ちゃいますからね。

 

和久
自分として、自分の考えていることを話すって貴重だなって思いました。
いやー、楽しかった。

 

──
もしかすると、それはオンラインのいいところかもしれない。
実際に会って取材してたら、やっぱり「グッドニュースの執行採用役員の和久義忠」として話してくださると思うので。知ってる仲だし、オンラインだからこそ、できたことかもしれません。

 

和久
たしかにね。ま、僕たち仲良しなのもあるし(笑)

 

──
(笑) ぼくも、おもしろかったです!ありがとうございました。

 

 

和久
いえいえ、こちらこそありがとうございました!

 

 

 

 

[株式会社グッドニュース]
大阪に本社を置くHRベンチャー企業。「すべての人が ともにイキイキと はたらく未来を創る」という理念を掲げ、建築、調理、美容、服飾など8分野の専門学校と企業を繋げる「キャリアマップ」をはじめ、様々な求人メディアや採用ツールを活用した顧客のブランディングを手掛けている。