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第1回 小村和輝さん(株式会社アオイエ)

 

「さいきん、どんなこと考えてる?」は、
言わずと知れた、ぼくの口癖です。
ぼくは考えることが好きなので、
人がどんなことを考えているのかに興味があって、
こんな時季だからこそ、頭の中身を覗いてみたいと思いました。
オンラインでのおしゃべりを、そのまま記事にしちゃいます。(白川)

 

第1回は、京都大学教育学部2回生の小村和輝さん。
学外では株式会社DADAのコミュニティマネージャーとしてアオイエ京都の運営をされています。
「やりたいことは全部やりたい!」とエンジン全開の小村くんは、1日24時間という限られた時間内で、やりたいことを全部こなすために色々と試行錯誤しているようです。そんな彼のここ数か月間の脳内を覗いてみました。私だけかもしれませんが、京大生の脳内って純粋に気になりますよね…。ぜひ、読んでみてください。(担当 ひの)

 

 

*****************************

 

 

 

──
小村くん、初めまして。よろしくお願いします。
簡単に、自己紹介からもらっていいですか?

 

 

小村
小村和輝です。2000年生まれの京都大学2回生で、本当なら大学3回生の代なんですけど、去年一年間休学してまして。カウンセリングや心理学に興味があって、主にそういった授業を受けています。大学外では、アオイエの京都の責任者や、会社でインターン、プロジェクト作りを一緒にさせてもらってたりもします。

 

 

──
色んな活動をされてるんですね。
活動内容も聞いてみたいんですけど、たぶん話してるうちに聞けると思うので…追々。
じゃあさっそく、最初で最後の質問をしたいと思います。最近、どんなこと考えてました?

 

小村
ええー、いざ聞かれると難しいですね...。

 

──
ほんとに、パッと思いつくもので大丈夫です。

 

小村
そうですね...ふたつぐらいあって。

ひとつは、どうやって時間を作るのか、生産性をあげるか。
もうひとつは、どうやってより自分を表現していくか。

 

──
最近、チャーハンとピラフの違いについてずっと考えていたぼくとは大違いです(笑)

 

小村
あはは。

 

──
どうやって時間を作るか、生産性を上げるか…。
こちらはコロナの自粛期間中ということもあって、なおさら考えたことですか?

 

小村
そうですね。
管理されることや課題をこなすことってまだラクなことだと思っていて。
難しいのは、自分でどう優先順位をつけて、どう時間をつくるかだと思っています。家にいる時間が多いと、より難しいなって。

 

──
小村くんの場合、活動がたくさんあるから、優先順位をつけるのが難しいということですか?

 

小村
そうですね。

 

──
それって、ひとつの事に没頭してしまってその作業が終わらないと次に進めないのか、それとも何から手をつけたらいいのかわからないのか、どちらの感覚が近いんでしょう?

 

小村
完全に後者です。
僕は抽象的なことを考えることが好きなんです。、例えば、アオイエの住人達がどうすればより良い自分の人生を歩めるようになって、幸せになれるのかなとか。今インターン先で作っているプロジェクトが、どうやったらダーゲットに価値を届けることができるようになるのかなとか。
そうした考えることと、やることが色々混ざってて。やってる途中に考えてたりとか、考えてる途中でやってたりとか。そういうことが多いです。

 

──
へえー。逆に考えてみると、そのままではダメなんですか?小村くんの中で。

 

小村
ダメですね。こなしきれてなくて。

 

──
たぶんぼくだったら、そもそも頭数を減らすなって思ったんですよ。でも減らさずに、全てを抱えた上でより効率よく取り組もうとするのはすごい。

 

小村
今年は、自分のやりたいことや出来ることをもっと探っていくような年にしたくて。そう思ったら、捨てられなくなってしまいました。キャパ的にまだ広げられそうな感覚があるから、挑戦する前に手放すのはもったいないなと思っちゃって。

 

──
でも、大学生という期間は、時間がたっぷりとあるイメージがあります。
ぼくもそうでしたし、特にうちの編集部メンバーの学生は、ずっと寝てるって…。

 

小村
あはは。

 

──
彼女の性格ですから(笑)

 

天の声
ずっと寝てます。

 

 

小村
でも、幸せを感じるポイントは人それぞれだと思ってて。
僕も睡眠と食事が大好きなんで、そればっかり考えてたりもするんですよ。食事が好きだから料理に取り組んでいる人や、テニスが好きでテニスサークル入ってる人、音楽が好きでバンドを組んで楽器を弾いてる人。みんな自分的にはあまり変わらないです。楽しいからやってることだし、みたいな。

 

──
はい。

 

小村
僕、バイト出来ないんですよ。たいてい二回目か三回目で辞めちゃう。時間通りに出勤ということが上手くできなくて。だから、自分で稼ぎつつ楽しく生きていく方法を模索していったら今の活動になりました。

 

──
じゃあ、今やられていることは、お金を生み出すものも多いんですか?

 

小村
はい、基本的にはビジネスですね。

 

──
今、学生起業家とかも増えてきましたけど、学校でビジネスを教えることも少ないし、普通に学生をしてたら、ビジネスに接点を持ちづらいと思うんですよ。自分でビジネスの門を叩くのはなかなか珍しいことですよね。

 

小村
僕の場合は、理由ときっかけの2つがあって。
僕、お腹が痛くなりやすいんですよ。電車に乗ると痛みます。そのせいで東京の大学に行こうと思ってたのを諦めたり。京都は自転車でも通えると聞いて、京都に来たくらいで。心理学を学びたいと思ったのも、自分のお腹を治すためです。実践思考が強くて、単純に学ぶというよりは、お腹を治すためにはどうしたらいいんだろう、みたいな。

 

──
はい。

 

小村
親とか周りが自営業なのもあります。あと、たまたまビジネスをしている先輩に新歓で出会ったことも大きいです。

 

──
ひとくちに言うと、環境ですね。
ご家族の環境だったりとか、仲良くしている人にビジネスに関わる方々が多かったとか。

 

小村
そうですね。
普通に大学生活送るのもいいけど、この人たち面白いしついていってみたい!って感じで、気付けばいろんな活動をやるようになってました。

 

──
あ、あと「生産性を上げる」というのも聞いてみたいです。時間の使い方っていう意味での、生産性ってことですよね。おんなじ60分でも、どう使うか。

 

小村
そうです。やりたいことは全部やりたいって思っているので。いろんな選択肢がある中で、とりあえず全部仮説検証してみたくて。やれることや、やりたいことを全部やるために、時間対効果をどう上げるかということにこだわりたくて。

 

──
小村くんの中では、1日24時間じゃ足りてないってことか。

 

小村
そういうことです!

 

──
どういう風に1日過ごしているんですか?普段の1日とかだと。

 

小村
朝8時くらいに起きて、まずは授業を受けます。授業が終わったらお昼過ぎで、課題をしてたら、夕方になります。そこからご飯をたべて、ミーティングや思いついたことをメンバーに連絡したりとか、オンラインイベントをしていると夜の12時とかになってますね。
そこからお風呂に入って、noteを書いたりしたら、深夜2時くらいになって。

 

──
なるほど。じゃあ、学校がない間はどんな感じでしたか?

 

小村
その期間は、自分の時間をどう使おうか考えていた時期だったので、リサーチしてました。
例えば、メンタルヘルスに興味があるので、メンタルヘルスを扱っている企業をリストアップしてみたりだとか、色んな人に相談しに行ったりとか、本を読んでみたり。自分はどこの方向に舵を切ろうかなと思っていたのが4月です。授業が始まった5月のタイミングで、やりたいことをやり始めた、という感じです。

 

──
早いですよね、行動に移すまでのスピードが。
小村くんみたいな方って、すごく珍しいと思うんですよ。相談に行ったくらいじゃ行動に移したとは言えないって思うかもしれないですけど、そもそも「相談に行く」って行動が取れない方が多いと思う。思いついたらすぐにやらないと気が済まないのは、昔からですか?

 

小村
いえ、アオイエに入ってからですね。一年半くらい前でしょうか。

 

──
けっこう最近なんだ。

 

小村
当時の上司に、金魚の糞みたいについて回って。
その人は、行動力や発信力を意識して、影響力や自分の能力を獲得していっているタイプなんですよ。僕は一回生の時、「京大生」にすごくプライドを持っていたので、勉強は出来ても、人に対して助けを求めるとかがあまりできなくて。斜に構えてた感じです。

でも上司から「こうして人に相談するんだ」「こんなふうにいきなり電話するんだ」とか、人への頼り方、行動の起こし方を学びました。それから自分の中のスタンダードになったというか。

 

 

──
初めから、パッと行動できちゃう人っているじゃないですか。そういうタイプじゃなくて、意識してスピード感を早めているんですね。

 

小村
何かをするときに、ワクワクするタイプと、リスクを回避したいっていうタイプと2つあると思っていて。僕は後者で、上手くいくためにリスクを減らそうっていう思考が強いので、意識しないとできないことは多いです。

 

──
ちなみに、コロナについて考えてたことはありますか?
例えば、コロナで就職ってどうなるんだろうとか、学校ってどうなるんだろうこのままずっとウェブ授業なのかな、とか。

 

 

小村
コロナの影響で、周りの人の思考はどうなっているんだろうとか、社会課題がどこに出てくるんだろうとかは考えていました。

自分のやりたいことは、人の心の豊かにしたいという気持ちから来ているものが多くて。そこに対してどうアプローチするのか、人に会えないことがどれだけ人に影響するのか、画面越しで会うのと直接会うのと、何が違うのかとか。

 

──
何かそこから芽が出たものはありますか?

 

小村
オンラインでも、出来ることは多いと思いました。「場」に行く必要性はなくなったけど、「場」に存在する…色んな人にいつでもアクセスできる、コミュニティ的な要素は人間にとってすごく必要だと思っていて。

一人暮らしをしている人から自粛期間はさみしいって聞くし、僕もシェアハウスに住んでるから、自粛期間中でも幸福度的にはそんなに下がらなかったみたいなところがあるので。

 

──
足を使って、参加するよう「場」というより、所属しているっていう意味での「場」。

 

小村
はい。

 

──
シェアハウスのメンバーとそういうのはよく話し合ったりするんですか?それとも、ひとりで考える事の方が多いですか?

 

小村
考えたことはしゃべるようにしてます。個人的には会話が重要だと思ってるので。ひとりで考えると人間しんどくなると思ってて。

ほとんどは聞いてもらうだけで解決することが多いのに、あんまり人の話を聞き出したり出来る人って少ないなって思っています。だから、僕は相談おじさんみたいになりつつ、それをどういう風に解決していけばいいかを最近すごく考えてます。悩める人とか、何かある人と話したいですね。

 

──
なるほど。対話か。
ぼくは一人で考えるのが好きなので、9割8分は一人の時間で、一人で考えます。苦手というと語弊がありますが、一人で考える時間のほうが、対話よりも好きだったりする。だから、うらやましいと思っちゃった(笑)

...小一時間ほど話しましたが、小村くんいかがでしたか。

 

小村
普段自分の話をするより聞く方が多いので、自分の話をすることは、たまにはいいアウトプットになるなあ、と思いました。あと、すごく話しやすかったです、烈さん。

 

──
いえいえ、小村くんが話すの上手だったんだと思います。

 

小村
つっかえず、空白もなく。いい感じに話せたかなって、勝手に。

 

──
こちらこそ、初めましてなのに、たくさん話していただいてありがとうございました。
大学生に見て欲しい話もたくさんありましたし。また、話しましょう。

 

小村
ぜひ、お願いします!ありがとうございました!