タクシーのメーターが。

*あの、タクシーに乗った時の、目的地のほんと目の前で、メーターがカチッと上がったときの気持ち。あの気持ちは、いったいなんなのだろう。たぶんぼくが十万億兆円持っていたって、目的地手前でメーターが上がったら、同じような気持ちになると思う。「あっ。あがっちゃった」ってねー。もちろん、十万億兆円持っているおれからしたら、微生物程度の金額なんだけど、それでも心のどこかで反射的に「ソンした」と思ってしまうんじゃないか?

もちろんこれは、十万億兆円を持っていない今のぼくだって、思う。「ちぇっ、ソンしちゃったな」って思うんだけど、よくよく考えれば、いやよくよく考えなくとも、ホンットに微々たる金額なのだ。それで「損とか得とか」言うほうがばからしいくらいなのに、それでも思っちゃう。これってね、金額の大小じゃなくって、相手の労働に対する捉え方なんじゃないのかな。

いわば「メーター分走ってないのに、あがりやがった」と思うわけだ。不当に得をしやがった、と書けば早いかな。この気持ちは、いくらお金を持っていようが発生すると思うと、おっそろしいことだと思ったんだよね。だって、「正義」と一緒のことを、おれは無意識に思ってしまってたんだぜ?これって、こっわいよな。ちょっと見つめなきゃいけないことだよな。

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今日も、わざわざよんでくれてありがとうございます。
答えはありませんが、みつめてみんとねー。

   

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