おれ、ゴリラ。

*ちょっと、久しぶりにあるコピーを考えていてねぇ。コピーをつけるのは楽しいもんだから、うきうきしながら考えているわけよ、さいきんのあっしはよ。でね、自分の中での「いいコピー」と「ふつうのコピー」を、いくつか思い出して分けてみた。で、意外な共通点ってのがあって、「ふつうのコピー」ってのは、おれでも書けそうって思っちゃうんだ。実際に、その言葉の方程式までわかっちゃうんだよね。(なんだか、負け惜しみみたいだけど、いや、負け惜しみもある)でも、「いいコピー」ってのは、どうやったらこんなの思いつくんだ!?って、頭にぴよぴよと鳥が舞って、クラクラしちゃうんだ。

例えば、コピー界の巨匠 土屋耕一さんのコピーで大好きなのが「おれ、ゴリラ。おれ、景品。」だ。この広告が実際に広告として機能していた頃、ぼくはまだ生まれていないけれど、初めてみたときは衝撃だった。なんてコピーだ、かないっこない。日本中のどこの誰が、明治のチョコレートの広告で、「おれ、ゴリラ。おれ、景品。」というコピーを出せるだろうか。そもそも、思いつくだろうか。

ちょっといじったり、テクニカルなものたちも、もちろん技術だしすばらしいんだけど、方程式を知っている人間からすると「なるほど、上手いな」止まりになってしまう。それよりも、ストレートな言葉や、感じたことをそのまま出してみたりするほうが、よっぽど届いたりもするものだ。まあ、それらを素にして、技術でくるむんですけどね。ただ、あの「おれ、ゴリラ。おれ、景品」くらいのを、夢見ちゃうんだよなー。

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今日も、わざわざよんでくれてありがとうございます。
おれ、れつ。ニンゲン。オトコの中の、オットコ。

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