誰を応援したいのだろう。

*応援団について、調べ物をしていたときのこと。有名な応援団がある高校の動画を見ていたら、あれ?と違和感をおぼえ、何度も同じシーンを巻き戻す。「これ、あの子じゃなかったっけ?」ぼくが熊本の震災支援で現地に1年間いた頃に、学校の授業を担当させてもらっていた当時中学生だった女の子が、スマホの中でめいっぱいに声を張り上げ、ちいさな身体をはちきれんばかりに動かしていた。何度見ても、そうだ。まちがいない。名前もちゃんと憶えている。

ちょうど3年ほど前になるだろうか、授業を受け持っていた中でも特に若く、いろんな生徒さんと話す機会があった中でも、彼女は特別クールで垢抜けていたように思う。けっして馬鹿にするわけでなく、少し羨ましさもまじったような、社会人が大学生を見守るような目でクラスメイトを見ては、「まーたバカしよる」と方言で話してくれた。そんな彼女が、スマホの中でびっくりするほどの声と動きで、誰かを応援していた。

いいなあ、と思った。やりたいことを見つけたのかもしれないし、そうじゃなかったとしても全力で誰かを応援している彼女を、勝手極まりないけれど、とっても誇らしく思えた。そしてまた、ぼくは今、こんなふうに誰かを応援してるだろうか?とも。ぼくは今、友人という輪の中で、具体的に誰を応援したいのだろう?友人という輪でなくても、どんな人を応援したいのだろう?こんなふうにめいっぱい、誰かを応援してみたい。こころとからだをめいっぱいに、はちきれんばかりに使って。きっと、気持ちいいだろうなあ。

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今日も、わざわざよんでくれてありがとうございます。
そうか、約半年間一緒に歩いたあの子たちはもう、4月から大学生になる。

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